■オランダ |
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『オランダ・ホームスタイル』 |
著:エディシオン・ドゥ・パリ |
『オランダの子供部屋』 |
著:ジュウ・ドゥ・ポゥム |
アシェット婦人画報社・2005年、2004年 |
フランス/パリからスタートして、ヨーロッパ各国のホームスタイルを紹介するこのシリーズ。人気デザイン・ユニットの著者が知り合ったアーティスト達の住居を写真で紹介する所は共通です。デザイナー系の人達の家庭が多いですが、中には小児科医みたいな人もいます。オランダで人気の、運河に浮かんだ船の部屋もあり。 |
普通のサラリーマン家庭とは雰囲気も違うのでしょうが、普通なら垣間見る事のできない現地の人の生活、インテリアや内装の工夫などを窺い知る事が出来る所が魅力です。それにしても、子供部屋はどこの国でもカラフルで賑やか、本当に可愛いです。オールカラー。 |
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『オランダトラベルブック』 |
著:auk(赤木真弓、佐々木素子) |
東京地図出版・2009年 |
既刊『ウィーントラベルブック』に続く本。このシリーズは、本としても装丁やデザインがおしゃれだし、読み物としても楽しいし、情報も通好みで旅行に役立つので、個人的に大好きです。地図にしても広域マップだけでなく、トラムや地下鉄のマップも掲載しているし、旅慣れた人しか知らないようなお店やスポットも数多く紹介。 |
美術館、図書館、動物園・水族館、蚤の市、雑貨屋、文具店、カフェ、レストラン、デリ、インテリアやファッションのショップ、建築、ホテルから、果ては教会、公園、ビーチまで、至れり尽くせりの情報満載。小さめで軽い本なので、持ち運びもしやすいです。オールカラーで写真もきれい。 |
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『かわいいに出会える旅 オランダへ』 |
著:福島有紀 |
イカロス出版・2014年 |
オランダというと、どことなく料理も文化も田舎っぽくて野暮ったいというか、可愛い雑貨のイメージなどはあまり無いように思いますが、著者はオランダ雑貨店というマニアックな商売をしている人。勿論、ディック・ブルーナやマックス・ベルジュイスなど可愛い絵本を作った画家達もいますから、ヨーロッパらしく可愛いものはたくさんあるのでしょうね。本書も、雑貨店だけでなくファッションのショップや書店、レストラン、カフェ、蚤の市、美術館、ホテルなど、幅広いスポットをカラーで紹介。ガイド本にも役立つ情報量です。 |
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■ベルギー |
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『ベルギービール大全』 |
著:三輪一記、石黒謙吾 |
アスペクト・2011年 |
トラピスト(修道院)ビールを中心に、急激に人気を増したベルギー産ビール。メジャーなシメイ、レフ、ヒューガルテン、オルヴァル等の銘柄以外に、まだこんなに種類があったのかという本です。ゆうに146銘柄にも渡ってオールカラーで、専用グラスに注いだ写真と共に外観を紹介。さらには味の傾向を表すチャート表や、適温、専用コースターがある場合はその写真も、著者のコメント付きで細かくガイダンスしています。壮観です。(本書は、“プチ読書好きに贈るお薦めブックリスト”コーナーのサブカル欄でも詳しく紹介しています) |
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『ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』 |
著:auk(赤木真弓、佐々木素子) |
産業編集センター・2011年 |
良書をたくさん出している、私のとっておきシリーズから。『オランダトラベルブック』の著者でもあるaukとは、アイスランド語で8月を意味するライター/編集者のユニット。ガイドブックには載らない、通な情報や隠れた魅力を紹介してくれる、良質な情報満載の本です。 |
博物館・美術館や書店、蚤の市、アンティーク・ショップ、庭園、レストランや軽食スタンドなど、幅広い情報をフォローしていますが、アールヌーヴォー建築については丸々1章を費やして、詳しく取材しています。ベルギーらしくビール、ワッフル、チョコレートの他、チーズ、スウィーツ、伝統料理も紹介。 |
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『「ベルギーの最も美しい村」全踏破の旅』 |
著:吉村和敏 |
講談社・2016年 |
94年設立の「ベルギーの美しい村」協会に加盟する27の村を、オールカラーで紹介したガイド写真集。『「フランスの美しい村」全踏破の旅』、『「イタリアの最も美しい村」全踏破の旅』に続くシリーズ3作目で、ページ数こそ少なめですが、対象となる村がかなり減っているため、写真の分量が増して見応えのある内容になっています。物のクローズアップなど、写真自体も多彩になった印象。全体的にもフランスの時と較べるとずっとカラフルになった感じを受けます(フランスの村が地味なせいではないでしょうが)。なかなか行けないような場所ばかりで、妄想旅行には嬉しい1冊。 |
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