クラウディア・ボルト

Claudia Boldt

* 作家紹介

 ドイツ出身、イギリスで活躍するイラストレーター。07年、ブックトラスト・ベスト・ニュー・イラストレーターズ・アワード受賞。

 このコーナーで紹介している近年の絵本作家では、ジャーヴィスやマルク・ブタヴァンの系列に近い作風。やや漫画チックながら可愛らしいキャラクター造形、グラフィックの素養を感じさせる背景やライン、カラフルなのに全体がシックにまとまった卓抜な配色センスなど、共通点は数多くあります。彼女の場合は、いかにもヨーロッパらしくやや彩度が落としてあるように感じるのと、タッチが少し柔らかくて、優しい感じがするのが特徴。

* おすすめ

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『やったね!きつねくん』 (2016年、イギリス)

 作・絵:クラウディア・ボルト  訳:大浜千尋

 パイインターナショナル・2017年

 チーズが好きな子ぎつね探偵、ハロルドのお話。絵本らしい童心に溢れたストーリーと、可愛くてグラフィカルなキャラクター造形、センス抜群の配色が美しく、すぐに世界10カ国で翻訳出版が決定した作品です。

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