■ 大人のための絵本館 (text:仲谷龍之丞) |
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小さい頃から絵本が好きだった私は、大人になってもその頃の絵本の多くを、ずっと持っていました。阪神大震災で実家が半壊して建て直さざるを得なくなった時に、幼少の頃の本などは大方処分してしまいましたが、それでもお気に入りの絵本だけは頑なに持ち続けています。さらに学生時代にも、オールズバーグや篠原正喜の絵本などを、ちょこちょこと買い続けていたので、結果的に、現在はかなりの量に及ぶ絵本を所有している事になります。 |
もっとも、この「かなりの量」というのはあくまで一般的な範囲ですので、いわゆる絵本コレクターという感じでは、全然ありません。又、まちこまき氏も、結婚した時に幼少の頃の絵本を数冊持っていましたし、一緒に絵本の充実した個性派書店などを回って、気に入ったものがあれば買ったりしていますので、我が家の絵本は今でも増え続けています。 |
ここでは、そんな我が家の本棚の中から、特に本人が気に入っているものを中心にご紹介致します。完全に個人的な絵の好みでチョイスしているので、話の善し悪しは選択の基準から外れているし、各々の画風が似通っていたり、アーティストの一部の作風のみにスポットを当てていたりもします。ヨーロッパのアーティストがほとんどなのも、同じ理由によるもの。有名な絵本作家やベストセラーが抜けていたりもしますが、そこはあくまでセレクト・ショップのような感じで捉えていただけたらと思います。 |
作者の経歴は、できるだけ多くの資料をあたってご紹介するようにはしていますが、これも完璧なバイオグラフィーではありませんので悪しからず・・・。 |
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