ヤナーチェク/狂詩曲《タラス・ブーリバ》

概観

 ロシアの文豪ゴーゴリの原作から、《アンドレイの死》《オスタップの死》《予言とタラス・ブーリバの死》という、わざわざ悲劇的な場面ばかり選択したラプソディ。しかしそんな暗いお話とは分からないくらい、軽快なリズムや輝かしい響きに溢れた作品です。とにかくオーケストレーションや楽想がユニーク。奇抜なフレーズや斬新な管弦楽法が次々に飛び出し、最後まで気が抜けません。

 ヤナーチェク作品ではシンフォニエッタと並んで知名度のある曲ですが、意外に演奏されないのは残念。実演でもプログラムに載らず、《新世界》はもう二度と演らなくていいからこういう曲を取り上げて欲しいです。録音はA・デイヴィス/トロント盤が最高と感じていますが、入手しにくいのが難点。アンチェル盤、ジンマン盤、ドホナーニ盤も圧倒的名演で、マッケラスの新旧両盤、フルシャ盤、ヤンソンス盤にも独特の味わいがあります。

*紹介ディスク一覧

61年 アンチェル/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団  

0年 クーベリック/バイエルン放送交響楽団

77年 A・デイヴィス/トロント交響楽団

0年 マッケラス/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

80年 ジンマン/ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団  

2年 ラトル/フィルハーモニア管弦楽団

89年 ドホナーニ/クリーヴランド管弦楽団  

93年 ガーディナー/北ドイツ放送交響楽団    

96年 A・デイヴィス/ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

00年 エルダー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団  

3年 マッケラス/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

08年 フルシャ/ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団  

10年 ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団  

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“細部がみずみずしく躍動する、正に同曲解釈の正解を提示する名演”

カレル・アンチェル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

(録音:1961年  レーベル:スプラフォン)

 《シンフォニエッタ》とカップリング。古い録音ですが広域の抜けがすこぶる良く、響きがすっきりと澄んでいる上、輪郭の明瞭さと柔らかさも両立しているという、このコンビ、このレーベルらしい好録音です。演奏も素晴らしく、自然体の中にも独自の語り口を展開。なにか、この曲の解釈の正解を教えられるような趣があります。オケも非常に優秀で、音色、合奏力ともに最高のパフォーマンス。

 第1曲は淡々としているのに味が濃く、凝集度の高い表現。和声感がきっちり打ち出されている上に、合奏が精緻なので、すこぶる濃密な語り口に感じられます。また、各パートの音彩が目の覚めるように鮮やかで、それでいて潤いやみずみずしさもあるのが魅力的。ユニゾンにおける音色の配合やしなやかに歌う旋律線も、比類がないほど美しいです。

 第2曲も細部まで生き生きと躍動し、平素は特異と感じるヤナーチェクのオーケストレーションが、ごくさりげない調子で効果を発揮してゆくさまは圧巻です。どんな短いフレーズにも、叙情的な意味合いが乗って聴こえるのは驚き。第3曲はさすがに録音の混濁、歪みがありますが、演奏自体はヴィブラートで朗々と歌い上げる、歌謡的な表現。スケールも大きく、内的な感興の高まりが巧みに表現されています。

独特のイントネーションながら、粗雑なアンサンブルが気になるディスク

ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団

(録音:1970年  レーベル:ドイツ・グラモフォン

 シンフォニエッタとカップリング。80年代の当コンビからは想像もつかないほどローカルな雰囲気の演奏で、アンサンブルはむしろ粗雑とも言えます。イントネーションも独特で、第2曲終結部のクラリネット・ソロなど、グリッサンド気味のフレージングが入ってきて、元々ブルーノートを含んだ旋律であるため、一瞬ガーシュウィンみたいに聴こえます。リズムや音色のバランスなど、精度が低く感じられるかもしれませんが、良く言えば泥臭いエネルギーに溢れた演奏とも言えます。ダイナミックではありますが、多少は音色的な美しさも求めたくなるディスク。

鮮やかな色彩、精妙な音作り、鋭敏なリズム感。この曲の理想的演奏の一つ

アンドルー・デイヴィス指揮 トロント交響楽団

(録音:1977年  レーベル:ソニー・クラシカル

 LP発売時のカップリングは《利口な女狐の物語》組曲で、これは国内盤も出ましたが、CDでは当曲のみセル指揮のシンフォニエッタ等と組み合わせた海外盤が出たのが唯一の様子。グラゴル・ミサを振って名を上げ、グラインドボーンでも数多くのオペラを取り上げるなど、ヤナーチェクを得意としているA・デイヴィスですが、アルバムは当盤と後年ストックホルムで録音した一枚があるのみです。

 鮮やかな色彩と緩急に富む雄弁な表情で造型した素晴らしい《タラス・ブーリバ》で、今でも私には、これを越える演奏はちょっと考えにくいです。A・デイヴィス自身、後年この曲を再録音していますが、当盤の彫りの深い表現には及ばないように感じました。特に第1曲は、ユニークな管弦楽法の完璧な再現と、静と動の対比による緊張感の持続、曲想の変化の見事な掌握に驚かされます。冒頭から緻を極めた音作りに耳を奪われますが、後半部の鋭敏なリズム感と明晰な音響の構築も絶妙。

 第2曲は冒頭の弦による鋭い表現がいかにも東欧風の野趣に満ちたもの。終曲も透明な響きを保ちつつ、瑞々しいフレージングで巧みに盛り上げます。オケは各パートが生き生きと自発性に溢れ、木管ソロを始めするニュアンス豊かな歌いぶりが魅力的。

 若い指揮者が行った当曲録音は、めぼしいもので他にラトル盤がありますが、西欧風に外側から整えた感もあるラトル盤と違い、当盤は指揮者もオケもヤナーチェク特有の音楽語法を消化した上で、ごく自然に美しいパフォーマンスを聴かせている所に最大の魅力があると思います。国内盤の発売を切に希望したいディスク。

ヤナーチェクの大家の面目躍如たる名盤。ウィーン・フィルによる同曲録音も貴重

チャールズ・マッケラス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

(録音:1980年  レーベル:デッカ

 シンフォニエッタとのカップリングで、発売当初から名盤として名高いディスク。ゾフィエンザールで収録された、デッカらしいダイナミックな録音も素晴らしいものです。マッケラスは、各部の音楽的対比はあまり強く付けませんが、全体を有機的に構成する術に長け、旋律をニュアンス豊かに歌わせて生き生きと盛り上げています。

 ウィーン・フィルの同曲録音は希少ですが、この団体らしいまろやかな響きとソロイスティックな魅力は得難く、それだけでも聴く価値のある演奏と言えるでしょう。クラリネットのソロなんて、惚れ惚れしてしまうほどです。オルガンの効果がかなり強調されているのも当盤の特徴の一つ。リズムや音色のセンスも抜群、スケールの大きさにも欠ける事がなく、ヤナーチェク研究の第一人者たるマッケラスの面目躍如たる名演です。

“スコアのポテンシャルを目一杯引き出し、目の覚めるように新鮮な表現が満載”

デヴィッド・ジンマン指揮 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

(録音:1980年  レーベル:フィリップス)

 シンフォニエッタとのカップリング。当コンビは当時フィリップスにかなりの数のレコーディングを行っており、内容もシェーンベルク、シベリウス、フォーレの《ペレアスとメリザンド》、グノーの《ファウスト》バレエ音楽、ショパンの《レ・シルフィード》、ドリーブの《コッペリア》全曲、デュカスの管弦楽曲集と多岐に渡りますが、日本盤が出たのはR・コルサコフの3枚の管弦楽アルバムくらいです。

 ジンマンのヤナーチェク録音は他にロチェスター・フィルとのラシュスコ舞曲集がある他、同オケとドヴォルザークの伝説曲、組曲イ長調、コンセルトヘボウ管とバルトークの2台のピアノのための協奏曲、コダーイのガランタ舞曲を録音するなど、80年代当時は東欧の作品にも積極的に取り組んでいました。

 オケの響きに艶っぽい粘性があるせいもありますが、演奏自体も味が濃くて彫りの深い、ユニークなもの。スコアの面白さを発見して掘り下げようという後年のジンマンの姿勢は、この時期にも片鱗があったようです。ヤナーチェクのスコアも変化の多い独創的な内容ですが、ジンマンはそのポテンシャルを目一杯引き出し、雄弁な音のスペクタクルに仕立て上げています。それでいてタッチが柔らかく、ダイナミックながら悪趣味にならない上品さがあるのも彼らしい所。

 リズム的な要素はきっちりと際立たせ、鋭敏なセンスにも欠けていません。各部の性格に合わせてテンポを細かく変動させるのも特徴で、カップリング曲と合わせて目の覚めるように新鮮な表現が連続します。時期の近いラトル盤が端正すぎてあまり面白くない事を考えると、これほどの名演がほとんど知られず埋もれているのは噴飯ものと言う他ありません。

卓越したフレッシュな感性を示しながら、今ひとつ深い味わいに欠ける若き日のラトル

サイモン・ラトル指揮 フィルハーモニア管弦楽団

(録音:1982年  レーベル:EMIクラシックス

 ラトルはヤナーチェクに積極的で、カップリングのシンフォニエッタの他、グラゴル・ミサや歌劇《利口な女狐の物語》も録音しています。シンフォニエッタの方はやや生彩を欠く大人しい仕上がりで残念でしたが、こちらはさすがにドラマティックな緩急を付けた演出巧者な表現。千変万化する楽想を、卓越したリズム・センスとダイナミックな音楽設計力で聴かせます。

 ただ、淡彩にすぎるオケの音色で損をしている所があって、個性派揃いの競合盤の中では影が薄くなってしまう感は否めません。ヤナーチェクの特異なイディオムに対しても、今一歩踏み込みが浅い印象も受けます。それでも、モダンなタイプの若手指揮者による録音は当時珍しかったし、今でも新譜がよく出る作品ではないので、貴重なディスクかもしれません。ライヴ盤でもいいから、ベルリン・フィルと再録音して欲しい曲の一つ。

“洗練されたセンスと、丹念で巧妙な語り口を見事に両立”

クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮 クリーヴランド管弦楽団

(録音:1980年  レーベル:デッカ)

 ドヴォルザークの第6交響曲とカップリング。当コンビのヤナーチェクはバルトークの弦チェレとカップリングされた《カプリッチョ》がある他、楽団自主レーベルのボックス・セットに《シンフォニエッタ》が入っています。この曲はアメリカ・メジャー・オケの録音が少ないので、セルの時代から東欧作品も得意としてきたクリーヴランド管のパフォーマンスに着目したい所。

 とにかく見事という他ない出来映え。粗削りな所が一切ないにも関わらず、決して淡白に流さず、作品のドラマ性を余す所なく描き尽くすドホナーニの棒には舌を巻きます。第1曲冒頭からゆったりしたテンポで、彫りの深い造形。リタルダンドの呼吸も見事で、スコアに濃密な表情を与えているし、弱音部のデリカシーや叙情の豊かさにもはっとさせられます。オケも磨き抜かれた音色とリズムでさすが。洗練されていながら奥深い味わいもあるという、語り口の巧さが光るディスクです。

“異色の顔合わせによるヤナーチェク。オーソドックスな表現に終始するも、美しい響き”

ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 北ドイツ放送交響楽団    

(録音:1993年  レーベル:ドイツ・グラモフォン

 ラフマニノフのシンフォニック・ダンスとカップリング。このコンビの録音は他に、ブラームスのハンガリー舞曲&ドヴォルザークの管弦楽曲集、マーラーの歌曲集、ブリテンの戦争レクイエム、ヴァイルの《七つの大罪》があります。この指揮者でヤナーチェクを聴くとは思いませんでしたが、実に美麗な演奏。

 冒頭から、リズムの分節が明瞭に区切られたアーティキュレーションが印象的。とりわけ弦の刻みが、はっきりと耳に入ってきます。オケの音彩が美しく、木管や弦の艶やかな響きは、ヴァント時代のこのオケのイメージを一掃した印象。マスの響きは透明度が高く、ブーレーズを彷彿させる雰囲気もあります。

 アゴーギク、デュナーミクの設定は堂に入っていて、山場の作り方もうまく、独特のイントネーションも聴かれますが、「古楽系指揮者によるヤナーチェク」という意外性はそれほど出ておらず、むしろオーソドックスな解釈。若干洗練されすぎている傾向も感じるので、もっと野性味のある演奏でも良かった気がします。

旧盤より淡彩流麗になった再録音盤。味わいと面白味で旧盤には及ばず

アンドルー・デイヴィス指揮 ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

(録音:1996年  レーベル:フィンランディア

 ヤナーチェク管弦楽作品集より。他にシンフォニエッタの他、《ブラニーク山のバラード》《ヴァイオリン弾きの子供》という珍しい作品が収録されています。A・デイヴィスとしては再録音に当たりますが、録音のコンセプトが違う上、指揮者の解釈もかなり変わっています。オン気味のカラフルな録音だった旧盤に対し、こちらは遠目の距離感で間接音をたっぷり取り入れた淡彩のサウンド。

 旧盤では細部をクローズアップして特異なオーケストレーションを浮き彫りにしていますが、当盤は滑らかで流麗なフレージングを駆使して、全体の流れを重視した印象です。第2曲を非常に速いテンポでスタートし、弦のスタッカートを短く切って鋭いアクセントで際立たせているのも旧盤では聴かれなかったアイデア。第3曲も前半部で独特のフレージングを聴かせる他、ティンパニが連打する箇所で一旦テンポを速めるなど、他盤にはない解釈もちらほら。しかし全体としては、旧盤に及ばないと感じました。

“鮮烈なメリハリに不足するものの、叙情性が溢れる独特の歌謡的な表現”

マーク・エルダー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 

(録音:2000年  レーベル:Radio Nederland Wereldomroep)

 当楽団の00年代ライヴ音源を集めたアンソロジー・ボックスから。主にオペラの分野で活躍している指揮者ですが、同じ作曲家の《ジェラシー》も同じ演奏会から一緒に収録されている他、ボックスにはシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番(ソロはエシュケナージ)も入っています。

 第1曲冒頭から遅めのテンポで、波がゆっくりと寄せてくるような表現と共に、リリカルな叙情が溢れるのもユニーク。ヴァイオリン・ソロをはじめ、オケの艶やかな音彩も耳を惹きます。ラトルのような機能性重視で細部を切り捨てず、粘性を帯びた棒で各フレーズから濃密な表情を引き出す、彫りの深い表現。鋭敏なリズム感も、音楽を生き生きと躍動させています。

 第2曲以降はやや合奏の緩さが気になり、より厳しい造形性や鮮やかなメリハリが欲しくなりますが、独特の歌謡的な表現には魅力あり。第3曲のティンパニ・ソロは、弱く始めてクレシェンドさせた上、最後の一打の前に溜めを挿入しているのが個性的です。最後はきちんと盛り上げて、それなりに落着。

再録音ながら、チェコ・フィルの素晴らしいパフォーマンスで存在感を示す熱演ライヴ

チャールズ・マッケラス指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

(録音:2003年  レーベル:スプラフォン

 ヤナーチェクの管弦楽作品を集めた二枚組のライヴ録音ディスクより。ヤナーチェク研究の第一人者マッケラスがチェコ・フィルを指揮している上、名門スプラフォン・レーベルによる収録という事で正に充実のセットです。当曲はウィーン・フィルとの旧盤も名高いですが、こちらもヤナーチェクのイディオムを知り尽くしたチェコ・フィルならではの滋味溢れる表現に捨て難い魅力があります。

 ライヴながらアトモスフェア豊かで暖かみのある聴きやすい音質と、美しく磨かれた精緻なアンサンブルも素晴らしいもの。ソロも皆好演しており、第3曲前半の生き生きとしたアンサンブルなど聴き応えがあります。旧盤と甲乙付け難い内容なので、他の曲もたくさん入っているし、ヤナーチェクが好きなら両方持っていてもいいのではないかと思いました。

“オケ、指揮者ともに、独特のセンスでヤナーチェクの世界を音化”

ヤクブ・フルシャ指揮 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

(録音:2008年  レーベル:スプラフォン)

 ラシュスコ舞曲集、歌劇《利口な女狐の物語》間奏曲(編曲物)とカップリング。チェコ・フィルやプラハ・フィルとの録音もある指揮者ですが、ヤナーチェクゆかりの町ブルノのオケを起用しているのは、さすがスプラフォンです。独特の粘りと暖かみを持つオケの音色をよく捉えた録音も好印象。

 フルシャは個人的にとても高く買っている指揮者ですが、当盤も名演。こっくりとまろやかで、密度が高い一方、必要な精緻さも備えたオケの響きが素晴らしく、雄弁な語り口でストーリーを紡いでゆくフルシャの棒も素晴らしいです。モダンなセンスやメリハリより、固有のイントネーションや色彩感にこだわった味の濃い表現ですが、力強さや鋭敏さも十分。しなやかな歌心に溢れ、アンサンブルも緻密です。

“土俗的な迫力はないものの、よく練られた滋味豊かな表現を展開”

マリス・ヤンソンス指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

(録音:2010年  レーベル:RCO LIVE)

 楽団自主制作レーベルから出たヤンソンス・ボックスから。ヤンソンスのヤナーチェク録音は珍しいですが、他にバイエルン放送響との《グラゴル・ミサ》のライヴ映像も出ています。

 ヤンソンスはさすがに楽譜の読みが深く、オケも巧いので音楽が平板になりません。緩急を明快に演出してドラマティックな語り口を感じさせるし、バス・トロンボーンのアクセントなど、句読点の強調も効果的。しなやかな歌にも溢れ、滋味豊かな表現を繰り広げます。土俗的な迫力はないですが、洗練された感覚と音色美は長所。リズム感も卓越していて、鮮やかなサウンドで生き生きと躍動的な演奏を繰り広げます。唯一、第3曲終盤はさらに壮烈な盛り上がりが欲しい所。

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