ザ・デアデビル・ジェスチャー

 (テレビ・シリーズ『ドクター・ウェルビー』の一話)

Daredevil Gesture (Marcus Welby MD)

1970年、アメリカ 

         

 監督:スティーヴン・スピルバーグ

 出演:ロバート・ヤング  ジェームズ・ブローリン

    エレナ・ヴァデューゴ  フランク・ウェブ

  

* ストーリー 

 クラスの見学旅行に行った血友病の少年が、自分が皆と同じくらい健康である事を証明するため、命を危険にさらしてまで救助を試みる。ドクター・ウェルビーが、いつものように急場を救う。

* コメント    

 ロバート・ヤングが人情味溢れる医者を演じる、話の進みは遅いが視聴率は高いという人気シリーズの一話。凝ったキャメラワークを禁じられたスピルバーグは、演技にうるさく注文を付けてひんしゅくを買ったそうで、後にこう述べています「この作品には真剣に取り組んだんだ。年配の俳優達は僕を見てこんな風に思っていた。やれやれ、今週は3本も番組を撮るってのに、この男はヘンリー・フォンダ主演で『十二人の怒れる男』でも撮っているつもりらしい」。スピルバーグは『アイズ』の評判によって社内で“前衛的な表現をやりたがる監督”と思われていて、シャインバーグの独断による強引な圧力がなければ、ユニヴァーサルで次の仕事に起用されるのはかなり難しかったようです。

 

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