■ボクちゃんコレを薦めちゃう・映画音楽篇 (text:仲谷龍之丞)

 私は元々クラシック音楽を中心に聴いていた人間ですが、中学生の頃(80年代)には映画にもハマり、その影響でサウンドトラックのアルバムもたくさん聴きました。サントラは正に音楽の宝庫。クラシックにかまけて世間の流行に疎かった私も、ここで一気にチャートを賑わすヒット・ソングや人気アーティストに詳しくなりました。映画が好きだっただけなのに、一石二鳥でありがたい事です。

 当時は、ジェリー・ブラッカイマー製作によるMTV風の映画が流行した時代で、ロックやポップスを満載したオムニバス的なサントラが急増。その一方で、ジョン・ウィリアムズが既に70年代後半、オーケストラを使った豪華な劇伴を復活させており、これを受け継いだジェームズ・ホーナーやアラン・シルヴェストリといった新世代が、派手なオーケストラ・スコアのサントラを続々と出しはじめる時代でした。

 ここでは主に後者の方、オーケストラ音楽を作曲しているコンポーザーをメインに取り上げ、単独で聴いてもクオリティが高いと思うサントラ盤を、おすすめとしてご紹介しています。もっとも、今やダニー・エルフマンやランディ・ニューマンのようにポップス畑のアーティストも活躍している時代ですから、トレヴァー・ホーンやハロルド・フォルターマイヤー、トーマス・ドルビーといったプロデューサー系の人達も取り上げています。

 サントラは廃盤で入手困難なものも多いですし、そもそも国内盤が出ていないものもたくさんありますが、日本語の解説はなくても大抵いける、というのが私の認識です。作曲家についてのデータが欲しければ、ネットである程度調べられます。良い時代になりましたね。気になる作曲家は下記の他にもまだいますので、少しずつでもリストは増やしてゆく予定です。

 ジョン・ウィリアムズ

 ダニー・エルフマン

 ジョン・コリリアーノ  

 エリオット・ゴールデンサル  

 ビル・コンティ

 ハンス・ジマー  

 ハワード・ショア  

 アラン・シルヴェストリ  

 ピノ・ドナジオ  

 トーマス・ドルビー  

 ランディ・ニューマン

 マーヴィン・ハムリッシュ

 ニコラ・ピオヴァーニ  

 ハロルド・フォルターマイヤー 

 トレヴァー・ホーン  

 アラン・メンケン 

 エンニオ・モリコーネ

 加藤 和彦  

 松任谷 正隆  

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